農業日誌28

新規就農して1年が経過した。

1年1作の品目だと、得られる経験は多くない。

人間の寿命を考えると数十回しか経験できないことを儚いとみるかどうか。

機会の上限に加えて、科学技術が進歩したとはいえ、今の科学でも不明な事象や追いきれない変数があるので、農業は応用分野に特化するしかない歴史的事実がある。

思うようにいかない、よくわからない、手ごたえを感じにくい、そんな1年だった。

でも充実感がすごい。

毎日違う。

些細な変化を大きな変化に感じられる瞬間があって、自己認識がどうでもよくなる。

フォスフォフィライトの「かるい」気持ちになる。

まだ自分の仕事と遊びの境界を意識している。

作業に追われている感覚、学習や経験で培われる根拠のない自信、目的や意味の明確化。

作って、食べて、のんびりただ過ごすこと。

今まで生きて培ったものでも十分遊べること。

毎日でもあるが、1年ぶりに思い直すことにしたい。

じゃがいもは夏疫病でもう肥大は望めそうにない。収穫だ。

かぶ、大根も収穫適期がきている。長ねぎも。陽春の宴が晩生とはいえ収穫しなきゃ。

明日はロータリーとフレールモアできれいにしよう。

そして次は枝豆を播こう。そうしよう。